私がスペインにいた時、スペイン人の友人達がスペインとフランスの国境にある山に行くと言うから一緒に車に乗せていってもらった。
山の中には農耕馬がたくさん飼われている。日本人が思い浮かべるような脚が細い馬ではなく、足が太い馬たちだ。
私は車の窓を開けて「¡Hola!（スペイン語のこんにちは）」と馬に声をかけてみたけど、当然の如く顔を向けてくれない。
友人が、「Teto、ここはもうフランスだから話しかけるならフランス語じゃないとダメだよ」と言うので、次は「Bonjour!」と呼びかけてみる。
すると馬はゆっくりとこちらを向くじゃないか。フランス人に飼われているだろうから、フランス語に馴染みがあるんだろう。
動物達も人間と一緒に住んでいると多少の言葉は理解しているらしい。
先日Netflixで猫のドキュメンタリーを観ていた。すると猫は人見知りで知らない場所を好まないとされているが、日本とアメリカの猫でそれぞれ同じ実験をすると、アメリカの猫は人見知りをせず新しい場所でも物怖じしないらしい。
人間でも国民性があるから動物にも国民性があって不思議ではないのだけれど、猫に対してそういうものなんだと思い込みがあったので面白いなと思った。
スペイン人の友人にもらった飼い猫の写真。顔が凛々しい。
これはフランス人の友人に写真をもらった、彼女の部屋に遊びにきた猫。
