子供の時転校が多く内向的で周りに上手く馴染めなかった私が子供心に学んだことは、カーストが上になればいじめられないということだった。
弱い自分を守る為に私はスカートを短くしたり髪を染めたりして、雑誌のセブンティーンからそのまま抜け出したような見た目にした。実際効果は覿面だった。
塾に行っていなかったので、遅くまで学校に残って勉強したり、休み時間に先生に自発的に小テストをしてもらったり。
社会人になってからも秘書という仕事柄機密事項を抱えることが多く、基本的に信頼できる人以外は距離を置いて、休憩時間もさっさとご飯を食べて空き時間に外で勉強した。
泣き虫で弱い自分を隠す為に完璧でいないといけないという気持ちが強かった。なので人一倍頑張ったし、他人にも心をあまり開かなかった。
でも最近気持ちに変化が見られる。歳をとってきたからか、色々挫折もしたからなのか、弱い自分を人に見せられるようになってきた。
ダメな自分を大切にしてくれる人がいたらそれでいいかなと思う。そのままの私にも価値があると思いたい。
もう完璧じゃなくて何もない道で引っかかるような私でもいいや。私がこけたら、きっと優しい誰かが手を貸してくれるかも。自分で何もかも解決しようとするのはやめよう。人に甘えることを覚える。
もう少し自然体でいたい。人ともちょうど良い距離感で生きられたらいいなぁ。すぐに別人にはなれなくても少しずつ。
あ、でも勉強や運動とかは今まで通り続けます！それは自分にとってすごくプラスになっていると思うので…ただ気持ちのスタンスとして、ダメな私でもいいと受け止めるのと、他の人と接する時にもう少し自然体でいたいと思います。
それでもし嫌われることがあったとしても、それはそれで仕方ないと受け止められたらいいなぁ。
