前に会社を辞めた時に所詮は自分は歯車の一部でしかなくて、仕事でも恋愛でも別に私の代わりなんていくらでもいるからなと感じ、それからは社会の部品の一つとして役割を果たすという気持ちで働いていますが、最近読んだ本ではっと思うことがあって、それは人が人に与える影響のことです。
それは良い影響も悪い影響もありますが、人は他者と関わる限り常に何かに影響を受けながら生きている存在ということ。
英語を教える副業をした時に、当初全く英語が出来なかった子が海外のトップ20に入る大学に受かるまでになり、私以上に内気だった性格も将来はシリコンバレーで起業したいと私に話すまでになって、子供ってこんなに変われるのかと驚きました。
その子に私みたいになりたいと言ってもらって恐れ多い一方嬉しかったですが、自分もその子の人生に何らかの影響を与えたのかもしれないし、私もその子に英語を教えたり関わる中でその子の成長に良い影響を受けました。
明日私がいなくなっても間違いなく何事もなかったように社会は回っていくけど、自分という存在がもし人に良い影響を与えることがあるなら生きてきた意味があるのかもと思ったり。
大人になると自分はこういう人間だって凝り固まってしまいがちだけど、柔軟性を保つ為には固定観念を捨て去らないとなと思います。自分をカテゴライズすると安心する気持ちはありますが。
"自分はこのような人間だ"という考えは強固なアイデンティティの現れではありません。それは心を閉ざしている証拠です。
凝り固まった自己意識は成長の障壁になります。それはあなたを過去の囚人にしてしまいます。
過去のパターンを未来の決断に影響させる必要はないし、これまでの自分が将来の自分を制限するべきではありません。